2004年7月14日 「尾鈴の沢/沢登り+ルアー釣行」宮崎県
そんな環境が、30分の近場にあるのに、私には見えていなかった。 正確には、夢中になっているクライミングを優先する余り、見ようとしていなかっただけで、自分の遊びばかりを考え、体調が悪くて山には行けない・・・と決め付けた私の態度が、ママの同行を制限していた。 前夜まで、息子2人を連れて鉾岳へ・・・、しかもクライミング練習をさせようと、自主休校+ママビレイ・・・と、まったくもっての暴挙ぶりを家族に押し付けていた。結局、長男は学校代表の水泳大会練習、次男は作文発表者の選考会出席で、どうしても登校したいと訴えた。 ・・・で、 見るに見かね・・・ママが、付き合ってくれた(-_^;
子供を学校へ送り出し・・・ お昼の弁当を作り・・・ 洗濯物を干し・・・ 戸締りをして、車に乗り込む。 そして、30分で沢へ到着する。しかも、この「山女魚の棲む渓流」にだ。
林道を下る。だいたいの帰宅時間を想定し、遡行時間を逆算し、入渓ポイントを決める。当然だが、沢に下る場合は尾根を下る方が、比較的傾斜が緩く立木が多い。少し下れば、昔の道の跡に出くわした。黙って後をついて来るママの歩行の音に耳を澄まし、振り返りながら安全な所を歩く。
泳いで正面から・・・?と、思うが隣で心配そうなママが、両側に迫る壁を見て聞いた。「どこ登る?」「右から取り付いて、滝のすぐ横を直登かな?」とても不安そうな面持ちだが、ロープをハーネスに取り付けて先へ進む。今日は全身ずぶ濡れはイヤだというので、右から取り付き水面ぎりぎりに左トラバースすると、傾斜が落ちた階段状になる。上の立木で確保する。たぶん、滝の豪快な音が威圧感なのだ思う。その内ぜひ、流れの真ん中を登らせてやりたいと思う。
階段状だが、登るには満足感がある。
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