水流渓人「hot-news」

2004年5月3〜5日 比叡に借りている山の会の家「クライミングベース・麓屋」宮崎県

★写真は、ママの携帯電話のカメラになりました・・・。
5月3日

 今年の連休は、究極の経済難で・・・と書き始めると、少し寂しいレポートになりそうなので、一応、所用で予定が立たなかった事にする。連休初日に、長女・次女の中学の「参観日+PTA総会+懇談会」もあり、体調のすぐれぬママと、天候と、28日29日に充実していた事もあり・・・・で!「何もしない連休」をテーマにした。
 「何もしない」とテーマを決め、大喜びしたのは子供達である。何もしない・・・と言うことは、『山に登らない』と解釈したみたいで、思い思いに準備を始めた。
 山の会で借りた家は、比叡の片内地区の民家で、知り合いの紹介で借りる事になった。普段は、地区の方たちの公民館としても使用されている。庭からは、「比叡III峰」の岩場や、「矢筈岳」の大岩峰
そして間を「綱の瀬川」が流れ、水墨画の世界を醸し出している。去年、有志によって作られた「絶景風呂」から、その贅沢な眺めが楽しめる。
 名前は「麓屋」・・・、山岳会の会長が会員に募集し、私のつけたものが選ばれたのだ。意味は、「岩登りの好きな人=岩屋さん」→「岩=ロック・・・で、ロック屋」→「比叡の麓にある、岩登りの好きな人たちが集う家屋」→「麓屋」である。
 平日休みの私は、今回、初めての宿泊となった。
 

数日前から、仲間達が集っている。 左「比叡III峰」、右「矢筈岳」
 

 山の会の仲間達は、阿蘇・鷲ヶ峰を登ったり、鉾岳のスラブ登攀をしたりと、晴れ間の連休を楽しんでいた。水流一家が合流した日、すでに雨も降り始めており、所属会の連中はすでに帰宅した後で、NAMA会長夫婦と「鹿児島労山」、「黒稜会」の仲間がいた。
 私達が到着すると、NAMA会長が風呂を沸かしてくれていた。早速、絶景風呂に長男・次男と3人で入る。しばらくすると、鹿納山へ出かけていた鹿児島組が戻ってきた。何もしない・・・と言いながら、久しぶりに私の料理担当で皆をもてなす事にした。中でも、ここのご近所からいただいた「コンニャク」「新たまねぎ」は抜群!辛子酢味噌をすり鉢でコリコリ作り、かけて食べる。囲炉裏でカツオを焙り、カツオのたたきも出来上がる。つゆをあれこれ混ぜて作ると、さつまあげ入りのソバも出来上がる。鹿児島組の食材で、トン汁も出来る。仕上げに、釜揚げうどんも出来上がる。水流料理長…お誉めの言葉を頂戴し、得意満面!!
 皆さんも、水流家の4人の子供達の話し相手になっていただき、ありがとうございました。しばらくぶりの、大人子供混合宴会宿泊・・・、子供達の成長ぶりを垣間見た気がしました。

 
囲炉裏を囲み、宴たけなわ よっ!水流料理長!
    
5月4日

朝が来た。それぞれに、帰路についた。水流一家だけが残った・・・

麓屋の土壁 麓屋のかまど
麓屋の囲炉裏+和室 麓屋の絶景風呂
   

 一日、何もしないで過ごした。正確には、朝飯を食べ、朝風呂に入り、トランプ「大富豪」に興じ、昼飯を食べ、昼寝をし、子供達は思い思いに散歩に出かけ、たま集まり「大富豪」をし、その間、ずっと焚き火をしていた。だから、どうだって事ではないのだが、だからいい一日を過ごした。
 夜、キーボウさんが所属会「ピナクル山の会」の仲間を連れてやってきた。明日は、比叡でクライミング・・・。旨い「馬刺し」と「チゲ鍋」をご馳走してもらう・・・、もちろん「焼酎」もだ!わいわいと、クライミング談議に花が咲き、酔いつぶれて寝た。

楽しい話は尽きることなく・・・。
 
 
5月5日
 素晴らしい青空が広がった・・・。
 
麓屋前で、記念写真! 帰路、麓屋を見上げた。

 
 子供達は、何もない・・・と言わない。我が家の子供達は、生まれた時から、何もない様で「たくさんの楽しみがある自然」に触れさせてきた。「遊び」は、そこらにゴロゴロころがっていると教えてきた。麓屋の裏の軒下に、無数のアリ地獄があるのを見つけ、たくさんの遊びをした。沢が無いのに、水の湧く所を見つけ、石をめくっては沢蟹をたくさん捕まえた。囲炉裏の焚き火をいじって遊んだ。3日間、遊びが尽きることはなかった・・・。

   
 

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