水流渓人「hot-news」

2004年4月7日 「比叡連チャン登攀/ナックル・フェ-スルート」宮崎県

今年初始動「平日登攀隊」
初見ルートへ挑戦!!

 前日、「小学校卒業記念クライミング」と言いながら、ママと次女と比叡の岩を登った。20日ぶりの歩きで、少し疲れそうだ・・・と思いつつ、いつもの下山道を歩いていたら、リュックの携帯電話の音が聞こえた。おっと小松の親分からだ!
 本当は、3月から「今年も、初見ルートへ挑戦しましょう!」との段取りだったが、急な私の勤務先の休日シフト変更で実現していなかった。有難いお誘いを受け、その日の疲れが翌日のへのやる気へつながった。
 小松の親分は、2週前に所属会の会長をフォローに「2.5スラブ・ルート」を初見リードしている。2.5スラと言えば、マルチで「VIII-級」のあるルートである。冬場の尾鈴でのボルダリング練習が効果を上げている様で、ますます強くなった小松の親分である。
 電話では「ナックルフェースルート」が「ナックルスラブスーパールート」か「ファイナルスラブルート」をやりましょう!とのことだった。いずれも、未登攀のルートへのこだわりである。
 昨日走った道路を忠実にたどり、連チャンで比叡の駐車場のトイレに駆け込んだ(^o^;)オイオイ・・・比叡の登山口へやってきた。かくして、水曜登攀隊・初見ルート挑戦の巻「ナックルフェイスルート編」の始まり・・・副題:水流ちゃんオールフォローで「ナックルフェース攻略編」(^_^ゞ格好悪う〜・・・始まり・・・。

     
1PVI+へ取り付く ここからが核心
     

 やべぇ・・・、やべぇ・・・VI+級なぞ、水流ちゃんの世界には、やはり存在できないナァ(@_@)。ヌンチャク・・・?RCCボルト・・・? はいはい「摑みます」「立ちます」の謙虚な姿勢で、ようやく1Pを上りあがったの図。

 

 「ナックルフェース」ルート/ルートグレード5級/230m
 1989年8月31日 三澤澄男・大内尚樹の両氏により開かれたルート。1ビッチと4ピッチのフェース登りがポイント・・・・・「日本の岩場」より

 

4P・VIへ取り付く小松の親分
    

 この写真を見た所属山岳会の会長が、「ルート間違えてないか?」と言った。「ブルーのロープを変なところにプロテクションとったらダメやが!」と言った。それもそのはず・・・3P終了点の平行ピンと思っていたテラスの上に、立派な平行ピンが打たれており、そこにプロテクションを取ったために下の写真のロープ状態になった。結局、核心直上から左トラバースまで、レッドロープのみをクリップした。しかし、厳しいフェースで、直上のボルト3本は「摑む」「立つ」のチョンボも有効でなく、絶妙なホールドとスタンスを解読することになった。テンション気味にようやく核心を抜けた私は、開拓者のミステリアスなコース設定とボルトの打たれた位置にしばし感動していた。
特筆は控えておこう・・・そう思ってしまう魅力的な4Pである。

   
いよいよ4Pの核心へ・・・すんごい傾斜(◎_◎)
  

無事終了・・・。水流ちゃんオールフォローの巻
  
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6:30自宅発----9:00駐車場到着----9:40下部取り付き----10:10ナックルフェース取り付き----14:35 5ピッチ終了----昼食----15:40下山----日向・お舟出の湯----18:30自宅着

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