2003年10月13日 「家族でクライミング練習/美々津・権現崎エリア」宮崎県
「権現崎ボルダー」と言うのかどうか知らないのだが、以前に案内してくれた小松の親分がそういっていた。そして、ここは昔から知り合いのクライマー&サーファーのM野さん達が開拓したそうだ。周辺を見渡せば、海・・・。そして、そこには岩場だらけなので、登れる場所は無数にある。 日向市美々津、耳川河口にある権現崎は、常緑樹に覆われている。歩く遊歩道に潮の匂いが漂っていた。
前夜まで、紅葉登山に九重山方面へ・・・と計画していたが、ママの体調がすぐれずに中止した。中止したものの青空を見ると、うずうずしてしまう。弁当でも買って近場へ・・・が、クライミング練習と変更した訳である。そして、チョットのつもりが結構マジになる家族でもある。
赤いライン・・・ハング左直登コース 小ハング左を直上するルートで、ハング近くでホールドが取りにくくなり傾斜もきつくなる。微妙なバランスで立ちこみ、左足はフリクションを信じ思い切り左手で上のホールドを取りに行く。パワーのいるコース。 緑のライン・・・ハング下トラバースコース 赤ラインを上り、ハングしたを思い切り右にスタンスをとり、ハング上にホールドを探って乗り切るルート。実は、次女が直上出来ず「ダメ!」と叫ぶので、「ダメなら、やってみて落ちたらいいっちゃが!」と言うと、思い切りトライし・・・なんと、オンサイトした。たぶん私は、失敗するかも知れないと思い、挑戦しなかった。 青のライン・・・ハング右直登コース 凹みに微妙なスタンスをとり、ホールドは微小でバランスのみで立ちこむ。立ちこむと、縦のカチホールドをはさむように胸に抱き、もう一歩ずり上がると核心を抜ける。傾斜がきつくはがされそうになる、ど根性ルート。
とにかく次女と長男が、競うように挑戦した。長男は、青ラインルートが登れず敗退後、豪快に赤ラインをオンサイトした。次女は、赤ラインが登れず、苦し紛れに緑ラインに切り替えてオンサイト。ハング下をバランスだけで、遠いスタンスに乗り、ハング上のホールドをとり体勢を右に移す所は興奮した。そして、撤収直前、最後の登りに長男が同じ赤ラインを登っていったのをニヤッと笑い、長男の登れなかった青ラインに取り付く、何度もスタンスを入れ替え、トライとクライムダウンを繰り返して、とうとう登りきった。登りあがって、長男に誇らしげに自慢した。 ママは、ルートやクライミングどころではない。岩にへばりつく「フナムシ」に奇声をあげては逃げ回っていた。 そして、私。子供の登ったところだから・・・と、容易に取り付いてみたが、おっとこれはマジにならんといかんぞ(^^;)、登れないではしめしがつかんぞ(^_^ゞ・・・・と、真剣に登り余裕の笑顔のふりをした。もうすぐ、子供達は私の手の届かないところへ言ってしまうと実感した。(^_-)〜☆
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