水流渓人「hot-news」

2003年4月29日 「家族登山/アケボノツツシの宇土内谷〜大崩山」宮崎県
【観音さまに見守られた村・西郷村・尖山/水流渓人】

 なんと、家族登山が5ヶ月ぶりなのである。思い出してみれば、去年の「馬口岳」以来だか、その時は長女はテスト前で不参加・・・・。そうしたら、去年9月の「祖母山」が全員で行ったのを最後になり、7ヶ月ぶりの家族全員山行となった。正確には、それまでにも何度か計画してみたが、天候などで中止となったりしていた。プラス、最近では長女が参加に積極的ではないのも、期間が長くなっている原因でもあ。しかし、ママとはそれも成り行きであり、要はそれでも続けていく事が大切だと確認し合っている。
 そして、29日「みどりの日」がやってきた。私と子供達の休みが合う、祝日である。どこの山にしようか考えても見たが、時期の花が楽しめ、行程も比較的緩やかで満足感がある山・・・・、そして家族登山の印象に残る山・・・、だから「大崩山」となったのである。

自宅を6時に出発、比叡山を通過し比叡林道を宇土内谷へ!

 @宇土内谷の流れ、大きな釜?甌穴(おうけつ)?が連続している。

 A林道脇に駐車し、支度を整え登山口へ向かう

   

 Bさすがに、この時期・・・。混み合う登山口周辺

 C9時25分、登山開始。しばらく廃道となった林道を歩く

     
 D林道から杉の植林された尾根へと登る。  E杉林の中を1列になり歩く水流一家少し勾配が出てくる。
 F尾根へ登り上がると、勾配も緩くなり、笹の中・・・頭上のアケボノを眺めながらゆっくり歩く。  G水流一家の家族山行は、休憩が多い。お菓子!お茶!オシッコ!等々と・・・、それも楽しみ!
      

こんなに素晴らしいアケボノツツジのトンネルを歩ける・・・。言うことナシ!
     
 H鹿納山方面への分岐を右へ、程なくでワク塚方面からの道と合流すると山頂は近い。  I石塚をそこそこに、とりあえず山頂へ・・・。記念撮影は大切な家族の財産である。しかも「大崩山」!
石塚へ戻り昼食・・・。この石塚から小積・ワク塚へのびる稜線が素晴らしい。

 この日、ネットの山好き仲間、遊さんもこの山系を歩いていた。私達が登山口へ到着した頃には、大崩山頂からすでに鹿納山へと向かわれていた。?どうしてそれが判ったか?って、私JM6JAP、遊さんJO6XVG・・・、アマチュア無線で交信していたからである。そして、もう一組・・・福岡から、NRBさんふ〜さん・じんさんの3人組は、鹿納谷から鹿納山へ登られていた。もちろんNRBさんもJJ6NRBのコールサインをゆうされてり、石塚で昼食をとりながら、呼んでみると遊さんとも合流されて同じく昼食タイム・・・。下山時間を確認し、宇土内谷の登山口でぜひ合いましょう!と、話がまとまった。
 ママの弁当を食べながら、私はビール。子供達は、食事をそこそこに、うろうろと遊び始めた。次女は、落ちている枝と輪ゴムで、弓矢を作って楽しそうに遊んでいる。歩くばかりでは、子供達は「今日は全然遊ばなかった!」との印象が残るみたいである。

    
 J登ってきた道を下山するが、角度が変わるとまた景色も変化する。ヒメシャラとアケボノのコントラストが優しい感じ  K子供達は、笹の葉で遊びながら下山する。登りでは聞けなかった、楽しい会話が弾む。
 L林道に出て、登山口も近づく。ママと次女が仲良く歩いてきた。   M登山口に集合した仲間。同行でなくても、無線のおかげでご一緒できた得した気分になれる。

 

 だから「大崩山」にして良かった。今まで、ワク塚や坊主尾根からの荒々しい大崩の印象であるが、宇土内からのルートは、なんと穏やかな優しい感じなのだろう!と思った。やはり、アケボノツツジは歩いて訪れて愛でる花である。風に揺れる花びらが、なんとも美しい。ブナやヒメシャラの樹皮とのコントラストも素晴らしい。そこに、家族全員でいたという記憶は、きっと永遠に子供達の中にあると思った。また、家族の大切な財産が刻まれたと思った。
 ママ70座・長女58座・次女61座・長男63座・次男47座目の記録となる。

 
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