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諸塚へ、そして浄専寺へ
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3月下旬に休み返上で働いたご褒美?・・・当然!の代休で、水・木の連休となった。しばらく、山への思いが岩登りになってしまって、大好きな「花モード」になかなか変わらない。以前の記録なんか見ていたら、諸塚周辺の「大仁田山」を登っていないし、不調ママのリハ山行には良い感じの行程に思えた。・・・と言うのは、山と渓谷社「宮崎県の山」1994年初版の58ページを見てのことである。ひょっとして、早咲きのアケボノツツジ?、山菜の王様タラの芽?などと、勝手な思いこみの計画である。
登校する長女を駅に送り、そのまま諸塚村を目指す。西都→佐土原駅→新田原自衛隊横→木城町→尾鈴・川南町→耳川→東郷町→西郷村→諸塚村→飯干峠と走る。なんだか、通学モードから、戦闘機ムード、農村風景・・・・と、煩雑なアクセス道を通った感じだ。
そして、カイド本に書いてあった飯干峠から「諸塚方面に100b・・・・・・・林道終点で、・・・」そこから40分程度の歩きで大仁田山の予定である。しかし、なんと「大仁田スカイライン」と燦然と書かれている。整備された未舗装路を走ると、現れてきたのは「黒仁田山へ」の標識である。地形図で確認しても、黒仁田山の名は記載されていない。ひょっとすると・・・・
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稜線を貫く林道横にある登山口
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黒仁田山/1321b
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なんと、登り20分下り15分
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黒仁田山から下山する正面に「大仁田山」。・・・・と言うことは、林道は標高1200b付近を貫き、この写真の様なブナの自然林のすぐ下を車が走る状況だ。(;.;)
足で行くからこその山歩きの感動の景色・・・のはずが、手軽に車で来て見ることが出来るわけである。善し悪しを私が判断することは出来ないが、山歩きをしない人がここを訪れ、感動をするのだろうか?余りにも静かで、なだらかな稜線のブナとスズ竹の自然が、ナイフで切りつけられた痛いものに思えてならなかった。(ー_ーメ)
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大仁田山を通過していた。林道を抜いた記念の石碑が建つ!登山?口?
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ヒノキ林を歩いて登り5分
大仁田山/1316b
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なんだか、汗する事もない山頂2つと、花への期待も空しく終わる。
「でも、平日が休みのおかげで、いつまでも夫婦であちこち楽しめるんやわ!さぁ、有名なしだれ桜見て、高千穂経由で帰ろか!ほら、急いで行こ!」
と、アケボノも空振りの二上山展望所でママが言う・・・。なんだか、
「そうやな!」
と、明るい気分になった。
後から判明したことだが私達が帰宅する5時半まで、小学校から帰宅した次男は電話応対に、
「お父さんとお母さんは、2人でデートです。デートやっちゃかい行き先は判らん!」
と答えていたらしい(^◇^;)
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天然記念物「枝垂桜」1965年8月17日指定
このしだれ桜は、ウバヒガンの変種で、枝を垂らしたものである。4月10日前後に淡紅の花をつけ、優美・壮麗なこと他に類を見ない。
淨専寺第九代住職・戒栄師が、江戸時代中末期本山参りの折り、京都祇園から苗木を持ち帰って植えたものである。
樹齢はおよそ250年〜300年に達するものと思われる。
高さ15b、根元周囲2.8b。ちなみにこの桜の祇園の親木は昭和22年に枯れ、現在は第2世が後を継いでいる。
このしだれ桜の子や孫木が境内をはじめ、五ヶ瀬町内に約300本余、郡内、県内、熊本県内、その他に広く分布し花をつけている。
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翌日、春の「花」トレッキングin霧島
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昨日は県北方面だったので、明るく霧島!・・・と、言いながら弁当を詰める水流ちゃん。いや(^=^;
いつもは、ママっすよ!子供を学校に送りだし、洗濯したりで忙しいの(@_@;) 話は急変して、なんで「明るく霧島!」なのか?見たい花がたくさんだし、青空にキリシマミズキの黄色を想像しただけでムキムキっと明るくなるっしょ!(〜^^)〜
そんなこんなで、ごはんを詰め、残りの卵焼きを押し込み、ウインナーを5本焼いて弁当を2つ準備完了だべさ(^^)/ いやいつもはママっす・・・^-^;、
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食後、大浪池へ
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大浪池火口縁から韓国岳を見る
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色鮮やかに「キリシマミズキ」や「キブシ」が出迎えてくれた。新緑が芽吹き、すがすがしさが漂っている。小さな「ツクシショウジョウバカマ」や、可愛い「ハルリンドウ」も、春風に揺れていた。
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