水流渓人「hot-news」

2003年3月12日 「比叡山」宮崎県
【観音さまに見守られた村・西郷村・尖山/水流渓人】

 
岩を始めて11ヶ月の初心者の水流渓人に・・・、「岩に行きたい!」と言った無謀な仲間がいる

 
 去年の4月、私は初めてのクライミングを、この1スラで体験した。以降、川キョンと数回登った報告を、所属の山の会でした。私と川キョンは、同じ山の会の同じ事務局である。今年の目標に、秋には山の会でこの1スラをゾロゾロ登る「20人クライミングをやりませんか?」と提案した。楽しそうな報告に、先週はジッちゃんを比叡デビューに連れて来れた。自分も今年の初岩だったので、どのくらい登れるのか不安もあった。しかし、去年より安定して登ることが出来た。それに、去年より恐い気持ちも増していた。
 そして、19日がやってきた。ヨネヨネが岩デビューの日だ。川キョンとコマツの親分も同行した。よし!って事で、私リード+ヨネヨネ、コマツの親分リード+川キョンでオーダーを決めた。いくぞっ!って事で、1スラでルートを決めた。
 慣れるまでは、川キョンにビレーを頼む。慎重さを欠かない様に、丁寧に登る。フレンズでのプロテクションを増やし、ザイルの流れも考慮した。落ちる訳にはいかないのが、マルチの本チャンルートである。
 
オーダー
@、水流渓人+ヨネヨネ  Aコマツの親分+川キョン
 
ルート「1スラスーパー+ノーマルミックス」
1P【50m/W】−2P【15m/W+】−3P【25m/W+】−4P【30m/W-】−5P【15m/V】−6P亀の甲【45m/W+】−7P【25m/W+ + 25m/W】−8P【40m/W-】−9P【35m/W-】
 

いざ出発!
水流渓人・ヨネヨネ・コマツの親分・川キョン

 1P終了の草付テラスに、ハッチーさん・しげさん・ひふみんさんのパーティが追いついてきた。

 

 2Pスーパールートへ取り付くハッチーさんと、ビレーするしげさん。いつもは、やまびこ会の平日組としてお会いするしげさんだが、ハッチーさんと同じ山の会の会員として初の比叡入りした。

 さぁ!水流ちゃんリードで、2Pへ・・・。少しトラバース気味に左上していく。そのまま直上しても良いが、顔が見えなくなる事を考慮し、ピッチを切る。
 緊張気味に、ヨネヨネが登ってくる。高度感が一気に増し、素晴らしい景観が広がる。↑の写真は、ビレー位置での小さいテラス。スパッと切れ落ちている。→は、そのビレー位置から望む矢筈岳と、スラブに立つ松の木。ミツパツツジのピンクが、春らしさを演出している。

 

初挑戦のヨネヨネの後を、川キョンが登る。

KYバリルートを登るハッチーさん。

 
亀の甲スラブ手前のテラスからニードルの眺めは最高!
すこく

 亀の甲スラブを上がってきたヨネヨネ。後は次のパーティをリードするコマツの親分。

 7Pをリード中、テラスの仲間を撮影した。ヨネヨネの表情に笑みがこぼれている。

 

 いよいよ終了点を迎える。確保中の私と、登り上がってきたヨネヨネコンビの唯一のショット!お疲れ様・・・と、皆で握手。

 ケガもなく皆が終了点に集合した。初めて会ったハッチーさんも、ひふみんさんも、登攀が終われば一気に打ち解ける。
  


 先に下山したはずのハッチーさん・しげさん・ひふみんさんは、下山途中の岩でボルダーを楽しんでいた。この時のハッチーの言葉が印象的だった。「300bの1スラを登れても、この2bほどの岩が登れないんだからボルだリングは奥が深いよなぁー・・・。」姿勢さえあれば、楽しみは無限にある。可能性も無限にある!と思った言葉だった。
 

 下山し、ハッチーさん達と再会を約束し別れる。日之影温泉へ直行し、汗を流す。私に「連れて行ってほしい!」なとど、無謀な事を言ったヨネヨネを無事に登らせ、そして温泉へ来た。私の中には、4回目の1スラのクライミングであるが、まったく違う充実感があった。
 次回もこの1スラを登りたい。ノーマルの3Pの豪快なカンテのリードをしたことがない。スーパーの核心である2コブ岩の登りも未体験、もちろんリードも課題だ!

 
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6:10自宅発--8:25登山口到着--8:55登攀開始--14:50終了点---昼食---15:20下山開始--17:15登山口----「日之影温泉」--門川のトンカツ屋さん--21:30自宅着

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