水流渓人「hot-news」

2003年2月26日 「仰烏帽子山」熊本県
【観音さまに見守られた村・西郷村・尖山/水流渓人】

椎葉谷登山口から仰烏帽子山・仏石
 

 

 
 春を告げる花「福寿草」には、毎年魅せられている。諸塚山・黒岳と訪ねてはいるが、群落を味わったことは無かった。それでも、光りを受けて黄金色に輝く様は、まるで心まで洗われるように聡明であった。
 今年の開花は、少し早い様子・・・、さっそくネットのオフ会で、私が呼びかけての山行を前週に行い、この仰烏帽子を元井谷登山口から登った。その時の感動を女房とも味わいたく、一番の群落地を意識的に私だけ行かずにとっておいた。コースも「椎葉谷登山口」が、最近整備されているらしく手軽なコースタイムなので、子供達が学校に行っている間の山行にはもってこいのコースである。
 道路工事の問い合わせを「相良村役場のホームページ」に問い合わせていたところ、丁寧な対応をいただき安心して向かうことが出来た。朝7時半に自宅を出発し、西米良村から湯前に入り、広域農道「フルーティーロード」を通って川辺川に出合う、以前家族でキャンプした田代の橋を渡り椎葉谷をめざした。2時間ちょとで登山口にたどり着く。
 

 

西米良村村所付近の岩肌には、岩ツツジのピンクが彩られている。

椎葉谷の渓谷沿いに、走りやすいダート道を登山口へ向かう。快適だ。

  

椎葉谷登山口にて・・・
   

歩き始めてすぐ、左斜面の伐採地に出合う。標柱には椎葉谷登山口の開通を記念しての植林地となっていた。

「牛のはなくぐり岩」と名付けられている。写真の穴から這って向こうの穴まで牛の鼻状態ですり抜けられる。

 

椎葉谷の苔むした登山道を、一歩ずつ丁寧に高度を上げていく。

1時間程度の歩行で、展望バツグンの「仏石」が見えてきた。
  

 仏石のテッペンに来た。あいにく仰烏帽子山頂部は、雲隠れしていた。しかし、足下に広がる椎葉谷方面の樹林帯が幾重にも重なり広がっている。滑りながら、恐々登り上がってきたママも、まん丸笑顔になる。「あそこが山頂!」と言う私に、断固たる態度で「今日は、行かないよね!」と、しかし、山の主導権は私にあり、意地悪そうに行かないけど「今日は、この辺の散策にしようか!」と、始めからそうなのに、しばし優越感に浸れる可愛い夫でもある。
 やはり、この花の魅力は圧倒的だ!平日でもたくさんの登山者で賑わっている。すれ違ったのは20人も満たないが、いつもの平日登山では、人に会うことが珍しいのである。

   
福寿草の群落に、形容できる言葉が見あたらない・・・
 
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7:30自宅発--9:35登山口到着--9:50登山開始--10:55仏石--周辺散策---昼食---12:35仏石下山開始--13:28登山口----湯前「湯楽里温泉」--17:00自宅着

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