水流渓人「hot-news」

2003年2月12日 「尖山」宮崎県
【観音さまに見守られた村・西郷村・尖山/水流渓人】


 

「尖山」位置→マピオン地図

 
 前日の話しであるが、「建国記念日」で子供達と同じ休み・・・よし!軽く登山だ!と言うことで、今、巨人軍がキャンプをしている「サンマリンスタジアム」横を抜け、青島を過ぎ、日南海岸の波状岩を左に見て「内海」から「岩壷山」をめざした。ぬかるんだ未舗装路の水たまりをザブサブつっきり、林道終点へ・・・と思っていたら、なんと「伐採作業に付き全面通行止め」だった。ガッカリしながら、次の山・・・・と日南市・北郷町を抜け、登山口を見おとし清武町・宮崎市と、ただ3時間もの強制ドライブとなり、朝作った弁当を自宅で食べる。なんか不完全燃焼な1日だった。余談であるが、そんな一日には悪いことが重なるもので、まだ3年しか使っていないファンヒーターの調子が悪くなり、こちらも不完全燃焼気味になり、部屋中がひどい状態となってしまった。
 ・・・で、気を取り直して近場への山行となったのである。近場となれば、さしあたり山行の参考になるのは、宮崎日日新聞社発行「宮崎百山」である。アクセス2時間圏内なら、結構対象となる山も多い。
 候補は、「日陰山」「尖山」「珍神山」「西林山」「杖木山」だったが、どういう訳か「尖山」と字の如く、印象もツンと尖って目立った感じで決定した。
 

@西郷村集落から望む、左「尖山」716b、右「日陰山」897b。椎葉へ向かう耳川沿いの道から左折すると、人口2800人余りの西郷村の集落にたどりつく。のどかな田園風景の中に、尖山は印象的だ。

 

A村内の親切な案内板をたどると、迷わず「観音滝」の駐車場へとたどり着いた。

B観音滝入口には、「尖山」登山口の標識も立っている。いつもの静かな平日登山の始まりである。

  

村は、表情豊かな観音様に見守られている。
   

C歩き始めて15分程度で、落差20bの観音滝に出合う。

D滝の周囲を巻くように道が続いている。「竜頭観音」を最後に眺め、一気に急登がはじまる。

 

E山頂へ向け、標高差350bを一気に直登していく。勝負は早いが、汗も出る。

Fここの所、夫婦登山が続いているが、今日も仲良く山頂写真。
  

 山頂からの展望は余り良くないが、所々から西郷村の風景が見える。昼食を食べながら、他愛もない会話をする。この他愛もない会話が、日常の中ではない自然に包まれての会話だから穏やかになることは言うまでもない。
 急登が始まり、5合目付近で「ここで待ってるわ!あんただけ山頂へ行っといでや!」と、辛そうに女房が言った。3年前、椎間板ヘルニアになり始めた時、足がしびれて辛い山行をしたことがあった。今回も、急ぐ行程でもないので休憩を取りながら、荷物を私のリュックへ移した。少し回復して山頂へたどり着いた頃には、少し元気になっていた。また二人での山頂数が増えた。

  

尖山を振り返る。

 
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8:20自宅発--9:58登山口到着--10:13登山開始--10:26観音滝--11:58尖山山頂--)---昼食---12:35下山開始--13:45登山口--15:40自宅着

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