2002年8月21日

沢登り「万吉谷を遡行し山頂へ」宮崎県

・・

 
ん?
長女がクラブで、小学生が登校日?
「沢登りでも行ってこようかなぁ・・・・・。」
「・・・・・、ええんちゃう!」
と言うことで、山の会同級生コンビ・川キョンの出番だぁー!
なぜか先月から休みが重なって有り難い助っ人ある。
ならば、数日前に山の会の仲間達が行った「
甘茶谷左俣」の隣に行こうと決める。
いつもの夜勤明けのまま、朝5時、私の家集合となった。
ママも心得たものである。朝、弁当を作りながら、
「おかずは2人分作っといたで、ビールは川キョン持参やわ!」
尾鈴天茶谷登山口7:00 甘茶谷本流「ウォ〜、冷てぇ〜!」
・・・
川キョン、まず1発目シャワークライムで直登。
水流渓人は、耳に水が入って「イヤー!」
ナンノコッチャ

本日の核心となった20bの滝。
顔を見合わせ、泳ぐのイヤだから滝横左を直上・・・で合意!
ナサケナァー

滝上部は、ナメが始まりやさしい渓相だ。

明るい谷と、続くナメに夏の天然クーラーを味わう!
やはり出てくる、この言葉「極楽!極楽!」
この時、川キョンの話し・・・
「今日は、夕方4時から仕事やっちゃわぁ・・・。」
「えっ、休みやっちゃねぇっつや?」
「それが、4時から3分だけ仕事やっつよ!」
「えぇー、それもたまらんねぇ!」
と言いつつも、夜勤明けでほとんど寝ずにこうやって登り、
そしてまた仕事に行く彼でなく彼女は、やはり鉄人じゃ・・・。

次第に水量が減り、標高が上がる。
流れに枝を張るモミジの木洩れ日・・

 今日の楽しみは、沢の滝登りにもあるが、道の無いコースを地図を読みながら、自分設定した沢筋をたどり山頂へ到達することにもある。いよいよ、本流部から外れ(写真/左)急な沢へとコースをとる。ヒュウガギボウシやモミジハグマの花を楽しみながら、ますます狭く複雑になる沢を歩く。なんと、標高1200b地点まで水が流れていた。
 ・

 そして、そこからが大変だった。狭い沢を覆い尽くす、モミジイチゴのトゲのある枝が、痛い事、うるさいこと・・・。1時間以上歩いて、ブナやヒメシャラが現れる。稜線の向こうに青空が見え隠れしだした。バテ気味にドッタドッタついていく私に、「道に出たよぉ〜!」と川キョンの声がした。追い付けば、予定通り山頂手前の道だと判る。右へちょっと進むと「尾鈴神社」、そして「山頂」。二人のルートファインディングは、バッチリ大正解!
 ママが予想していた「川キョンの持参するはずのビール」は、大正解!「カァーッ!」っとため息をもらしながら乾杯。

尾鈴山山頂  1405b  11:45

今回のルート図

下山は、一般登山道をたどる。めずらしく海が見えた。

登山口到着 13:40

モミジハグマ ヒュウガギボウシ

登山日記のページへ

 Copyright (C) 水流渓人 All Rights Reserved  

BACK

inserted by FC2 system