2002年7月24日
北方町「比叡山/3KNスラブルート+α」宮崎県

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山の会の仲間「川キョン」は、以前のレポートでも登場する私の先生だ!
TAカンテルート(6月19日)  第1スラブ(7月17日)

子供達の夏休み期間突入ということもあり、今回は、約束はしていなかったが
いろいろな都合がうまく?重なり、「行ってもいいよ!」とママが行ってくれた。
早速連絡をする。こういうときの段取りは、素早い!
夏の岩場はフライパンの様になる。だから早朝・・・
そして、午後からは別の段取り・・・

と言うことになったのである。めでたし、めでたし・・・

自宅3時40分発


3KNスラブルート
【V級上 185b】
(V級上は、他に谷川岳・幽の沢右俣リンネ、
北岳バットレス・Dガリー奥壁/第二尾根RURT/第1正面壁、
穂高岳・屏風岩中央カンテなどと同グレード)

1973年9月2日 甲斐義治さん、工藤利光さん、木庭範昭さん、中俣修さんにて開拓

TAカンテルートの2ピッチ目の中間部から右に分かれて、
スラブを直上していくルート。
部分的にバランスを使うスラブ登りがある。
(改訂・日本の岩場・上より)

・・


核心部の1ピッチ、水流渓人がリードさせてもらう。ひびったぁ!

3Pより前回登った「TAカンテ」ルートを見る。

草付きに咲いた「ノカンゾウ」
 
1P 30b W+ 水流渓人リード 
 核心部となる1Pをリードさせてもらう。直上して2つ目のプロテクションから一旦左のフェースに出て上に上がるところが難しい。2度トライしてどうしてもスタンスが怪しい。指の力が抜けかけたので一旦足場の良いところへクライムダウンして回復を待つ。ルートを穴が開くほど見つめていたら、イメージができた。落ちれば5bは確実だろうが、細かいスタンスに両足を乗せバランスを全身で感じたら一歩が上にでた。一気に登り上がってビレーをする。川キョンの顔色を見破られて、放心状態がばれてしまう。まだまだ修行が足りないと思った。

■2P 35b W− 川キョンリード 
 草付きをぬけスラブへ出る。ちょつと行けばビレー点となる。

■3P 30b W  水流渓人リード 
 ここからは初めてのルート。まったく心配ないが、プロテクションをたどりながら、ホールドやスタンスを探しながらの楽しいピッチである。

■4P 30b?W? 川キョンリード   
 失われた草付きの3P終了点へトラバースしトップロープで練習する。左X−/右Yは、手強い。角度のきつい所をクライムダウンするのは、結構遅濾紙ものがある。後、ここを登るのか?と思うとゾォーっとした。まず右のY級のフェースに取り付いてみるが、どこにホールド・スタンスがあるのか見えてこない。まったく歯が立たず、振り子トラバースして左X級へ写りフレークをずり上がって、なんとかビレー点へ到達。「失われた草付きルート」自体W級上のグレート、私ではリードクライミング出来る実力は無いことを悟る。 

■5P 30b?W? 水流渓人リード   
 
3KNルートへ戻るまったく問題なしの快適スラブ。

■6P 40b W+ 川キョンリード 
 一番楽しかったピッチ。バランスだけでのフリクションクライムが楽しめた。景色を楽しみながら、ルートを右に左に好きな所をとりながら、スラブの感触を全身に感じる。日が差してきた。夏だけど、早朝クライミングってのも結構いいもんだナァ・・・。なんて余裕が水流渓人にもあったもんだ。 

■7P 15b V   水流渓人リード

4Pへ取り付く川キョン!乗り越えるとパーッとスラブが広がる。

 
尻ばかり写しているのでは無いのだが・・


登攀終了9時10分、遅い朝食をとる。
さぁ、自宅に戻って、子供達と昼から川へ泳ぎに行こうっと!

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