【西の正倉院】
奈良の正倉院と同一品を含む、貴重な文化財が存在することから計画された博物館。これまで門外不出とされていた正倉院図を元に屋根瓦や柱などのすべての部材や、瓦の葺き方までを、奈良正倉院と寸分の違いもなく、ここに再建。建築にあたり、宮内庁の協力のもと、奈良国立文化財研究所の学術支援・建設大臣の特別許可を受け、造営材には、すべて木曾の桧を使用。また内部に至るまで、忠実に復元されており、建物の中では、数多くの宝物の展示と、百済王族の歴史伝説が詳しく紹介されています。
その再建にあたった大工の数、延べ9,831人。まさに大工の一人一人の情熱の結晶で造られ、ついに完成した西の正倉院。その姿は、間口33m、高さ13m、奥行き9.1mもある堂々たるたたずまいを呈しています。それは、1,300年もの長い歳月、貴重な宝物を守り通してきた威厳ともいうべき、建築物としての誇り漂う美しさです。(南郷村のページより抜粋)
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【神門神社】
718(養老2)年創建。正祀の祭神は大山祀命と百済国伯智王(禎嘉帝)が祀られています。社宝の銅鏡には奈良正倉院の御物と同一品を含む優品があります。また、毎年旧暦12月には、禎嘉王と別れ別れに高鍋町の海岸に漂流した第一皇子を祀る木城町・比木神社から神門神社を訪ねる親子再会物語「師走まつり」(国指定記録保存すべき無形文化財)が、旧暦12月18日から20日頃の金曜日から日曜日に行われます。また、2000年に「九州南部の本殿建築の発展を知るうえで重要」と高い評価をうけ、国の重要文化財に指定された。(南郷村のページより抜粋)
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