「市房山」への山行は、前夜に突然決まった。私が帰宅すると、次女が落ち込んでいた。どうも自分の性格が嫌になり、こういうときは自然に触れてみるのがいいと言う。それならば・・・と言うことで、彼女の学校自主休校を認めてあげた。
自宅のある西都市から「市房山」の感覚は、どうも裏山的感覚である。ひょいと簡単に・・・と言う意味ではなく、「石堂山」「天包山」と合わせて、「米良三山」と崇められている。生まれ育ってその懐にいるって感覚なのである。
登山口は、最終地点・・・市房神社鳥居のある所から、約180b上の高度、いわゆる3合目の地点である。しかし、お得な登山口といえども、そこから山頂は、高度差950bを登らなくてはならない。しっかりとしている登山道が山頂を近づけているだけである。
結構冷え込み、登山開始時点での気温は−3℃。少し着込んで、樹齢1000年を誇る老杉を参道にたたえた「市房神社」を目指した。
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