【登山口設置の看板より】
指定区域は、九州山地のほぼ南端に位置する標高1,416メートルの白髪岳と、標高1,233メートルの猪子伏を結ぶ稜線部一帯の国有林で、150ヘクタールです。
区域内には、標高1,300メートル前後を境として、下部にはモミ、ツガ林、上部にはブナ林が発達し、白髪岳山頂部周辺はノリウツギ低木林となっており、特にブナ林は、わが国におけるほぼ南限に近く、「伐られたことがない」といわれる樹林が残り、すぐれた林相を呈しています。
また、草木類・昆虫類等においても学術的に貴重なものが多く見られ、人為の影響が少なく自然性の高い地域であり、国民の大切な財産として保存するため、自然環境保全法に基づき指定したものです。
この地域では、木竹の伐採や土石の採取など自然環境に影響を及ぼす行為は、自然環境保全法に基づく許可を受けなければなりません。
この地域は、全域がえびの営林署管内の国有林です。
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