2001/08/29

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No.1

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韓国岳登山口  5:40

 
誰もいない。不安もあったが、自分に問いかける、
素晴らしい時間となることだろう・・。もう、期待だけが膨らむ。

◇日記みたいな、水流渓人「日々」より抜粋◇
 夏休み最後の、私と子供達の休みが重なる日であった。
予報が、雨の様だったので、午前中に長女を沢登りに連れて行き、
午後から釣りでも・・と話していた。
 前日から、天気がずれ込み始め、水曜の予報が「晴れ」に変わった。
その夜、私の計画を女房と子供達に話した。
「いいよ、そしたら明日は、3時半には起きないといけないね・・。」
すまない気持ち一杯だ。長女も、いつも反抗的な態度しかとらないのに、
私とすれ違いざまに、
「本当は、おとうさんと2人だけの沢登り、楽しみにしてた・・・。」
と、言った。
 家族の暖かい気持ちの上に、私のわがままがまかり通っているのだと思う。
でも、私は「霧島完全縦走」を歩いておきたかった。
これからの家族登山に、リーダーで有り続けるには、
何かをしておかなければならない。
休みの制限があるので、1日縦走となるが、自分を試しておかないと、
不安もあった。
 まだ、薄暗く、ようやく、明るくなりかけた「韓国岳」の登山口で、
私は、皆の乗った車に手を振った。長女が、大声で私を呼んだ。
曇ったガラス窓に、「気をつけてネ!」と書いてくれた。
 さあ、歩くぞ!家族の待つ待望のゴールへ・・・

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