リバーツリング

川辺川(熊本県相良村)1997/8/30

仲間の艇が、まっぷたつ!!

長女8才and パパ38才
次女+長男+次男+ママ=サポート隊(ありがとう!)

ゴール地点の河原で、前泊キャンプ 組み立てがめんどくさい!ケドソレガイイ
 熊本「川辺川」は、全国でも有数のツーリングカヌーと清流の川である。球磨川に注ぐこの川は、間もなくダム建設でその姿を変えてしまおうとしている。私は、今回で3度目であるが、この川好きの仲間達が集まった。
 前夜、三々五々に集結した仲間達は、明日のツーリングを語りながら、酔いしれ眠りに落ちた。
 翌朝、快晴の中、いつもの観音橋からスタート。ここを出てすぐ、90度に折れた落ち込みに親子沈の洗礼をくらう!
スタート前
チャプチャプ
「水に入ってもいい?」「ダメダメ、そこが瀬じゃ!」
 ど沈でスタートしたが、なんのなんのそれが楽しさである。プカプカ流れりゃ、気持ちいい。長女が、「沈するときは、前もって言ってヨ!」と言うが、それが判れば楽しさ半減だ。
 
渇水期、ファルトボートは腹を打ち付け、次第に浸水はじめる。長女得意のビルジポンプでの、水かきだしが役に立つ。瀬波も50a以上上がり、連続しはじめると、艇の方向取りが大変だ。最初沈から、転けなかったが、回転生ゼロの2人艇である。結構、大石に乗り上げたり、後ろ向きに瀬に侵入したり、意思とは関係のない結果オーライツーリングが続く。
 2時間下り、ママ達の待つ昼食ポイントに到着。冷えたビールが、こりゃまたうまい!・・・・・しかし、この後に惨事が待っていた。

 昼食ポイントからすぐ、今日の核心の瀬が終わったところ(写真)。艇が空中散歩するわ、沈し流れる人の上につっこむわ、全席長女のお尻が始終浮く。何とか、クリアで「ヤッタァー!!」と、長女が叫ぶ。次々沈する仲間達だが、私と違い「ロール」で起きあがる。
 150メートルほど続いた激流、渇水期のおみやげか、沈艇が川底に張り付き、1時間の回収劇、結局真ん中から裂け、バラバラに。恐るべき水圧に、全員呆然。
 長女は幸せ者だ。仲間がいたから、こんな瀬を、しかも私と下れたのだ。仲間に感謝した、大切な1日となった。ありがとう。

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