Fishing+Walking
尾鈴瀑布群

2001/3/7

 3月は渓流の解禁。しばらくぶりの山歩きもかねて・・・
「尾鈴の滝にヤマメも踊る。」なんのこっちゃ!


・・・と言うことで、釣りにしちゃ「往復10.6q」は長い距離だけど・・・

欅谷が始まる。 看板
 かつて、この欅谷からは、ケヤキが大量に運び出された。その、トロッコ道の名残が随所に見ることができる。伐採の軌道を歩くのは、なんとも重たい気持ちだが、後、行政により「九州自然歩道」として整備が行き届き、簡単に「尾鈴瀑布群」を楽しめるようになったのだから、これまた複雑な気持ち。
 いろいろ思い巡らせながら、11月以降、久しぶりのトレッキングである。膝の調子うかがいの第1段、勾配が比較的緩やかで、しかも、そこそこ長いコース。そして、忘れてはいけない「楽しめる」事!
トロッコ道のトンネル 随所に、当時を忍ばせる石垣が残る。
数年前の台風による風倒木を利用して作られた橋。形がユニークである。 かつて、この大木の傍らに、電柱の支線があったのだろう。絶縁用の陶器が、樹皮に飲み込まれていた。
自然林の中を歩き、ふっと、尾根の出会いで周囲に明るさが増した。よく見ると、アセビの花が、風に揺れながら輝いていた。 最初に出会う「紅葉の滝」、トレッキングのつもりだが、リュックに入れたルアーロッドが気になる。焦る気持ちを抑えながら、帰路までガマン・我慢!

白滝

さぎりの滝

ナメ

 滝の順番、「紅葉の滝」「スダレ滝」「さぎりの滝」「大滝」「やすらぎの滝」、そして、落差75b「白滝」。なんやかんやと講釈をたれてみても、滝と出会うたびに、単純に感動している自分に気づく。自然の恩恵は、世間の理屈ではないな!と、思った。少し、痛みが残る左膝をかばいながら、たっぷり2時間かけて「白滝」を迎えた。昼食に、女房の作ったオニギリを頬張りながら、気が付くと涙がこぼれていた。悲しいとか嬉しいとかではない、感情以外のどこか野生の感性なのか・・・、たぶん、まばたきすることを忘れて、見上げた「白滝」だからだろう。
これは、リリース。  合計、5匹釣れた。4匹リリース、1匹キャッチ(酒の肴)。バラシが相当あった。まだサビの残る「痩せヤマメ」、5月過ぎると、活発に捕食を始める。幅広ヤマメに出会えるのが楽しみだ。
 ここ数年、釣行が減った。シーズン中3回ほどしか行かなくなった。基本は、キャッチあんどイートだが、ここら辺じゃ、数を揃えようと思えば簡単だ。ほとんどが、放流だが、自然は濃い。食べなくなれば、渓流釣りも止めようと思う。
 いい解禁をありがとう。
ルアーにヒットしたヤマメ。

ヤマメ/年間遊漁券2000円

サツマイナモリ

 自宅8:45−九重頭駐車場9:20−出発9:30−紅葉の滝10:15−白滝11:30(昼食)12:00−釣りながら−九重頭駐車場14:40−自宅15:00

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